コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

 たん

8件 の用語解説(段の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


たん

もと区画を意味した。反とも書く。 (1) 土地の面積の単位。大化改新後,町 (ちょう) 段歩の制が設けられ,町を 10段に分け,1段を 360歩とした。1歩は,和銅6 (713) 年の規定では方6尺,『大宝令』と『養老令』では方5尺であったが,実面積には相違なく,360歩を1段とする制が踏襲された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


だん

日本音楽の用語。一曲をその構成部分に区分するとき,またはその特定部分をいうときに用いられる称。種目によって用法が異なる。 (1) 雅楽 舞楽の楽曲構成単位。章,部,段と細分した場合の最小単位。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きだ【段/常】

《「きた」とも》
[名]
布などの長さを計る単位。反(たん)。
「庸布(ちからぬの)四百(よほ)―」〈天武紀〉
田畑の面積の単位。段(たん)。
「およそ田は、長さ三十歩、広さ十二歩を―とせよ」〈孝徳紀〉
[接尾]助数詞。物の断片、切れ目を数えるのに用いる。
「十拳剣(とつかのつるぎ)を乞ひ度(わた)して、三―に打ち折りて」〈・上〉

たん【段/壇/檀】[漢字項目]

〈段〉⇒だん
〈壇〉⇒だん
〈檀〉⇒だん

だん【段】

[名]
上方へ高くのぼるように重なっている台状のもの。また、その一つ一つ。段々。「石のを上る」「を踏み外す」
上下に区切ったものや順に重なったものの一つ一つ。「寝台車の上の
段組みで分けられた、文字をレイアウトする列の一つ一つ。日本の多くの新聞では、上下15段で1面が構成される。

㋐長く続く文章のひとくぎり。段落。「文を三つのに分ける」
浄瑠璃など、語り物のひとくぎり。「『義経千本桜』の鮨屋の
㋒掛け算の九九(くく)被乗数を同じくするもの。「二のを唱える」
五十音図で、行(ぎょう)に対し、「あ」「い」「う」などの列。「た行う
武道や囲碁・将棋などで、技量によって与えられる等級。ふつう、初段から10段まである。「を取る」
ある事柄をそれとさす語。「無礼のお許しください」
物事の一局面。そういう場合。「いよいよというになって逃げだす」
否定や疑問の語を伴って、それどころではないという気持ちを表す語。そういう程度。それほどの程度。「痛かったのなんのというじゃない」
[接尾]
助数詞。階段状、または層をなしたものを数える。「階段を2ずつ駆け上がる」「3組みのページ」
武道や囲碁・将棋などの技量の程度を表す。「柔道3の腕前」

だん【段】[漢字項目]

[音]ダン(呉) タン(漢) [訓]きだ
学習漢字]6年
〈ダン〉
登降できるようにした台状のもののつながり。台状のもの。「段丘段段石段(いしだん)階段上段雛段(ひなだん)
物事の区切り。「段階段落章段前段特段分段別段
区切られた等級。「段位高段初段昇段値段有段
手だて。やりかた。「算段手段
〈タン〉土地の面積の単位。約一〇アール。反(たん)。「段収段別

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

だん【段】

日本の芸能の用語。区切りを表す一般語彙(ごい)を応用したものであるが,種目によって厳密にはその規定する内容が異なる。(1)雅楽では,近代では,1曲を章・節・段と細分したときの最小単位に用いる。これは文章の細目用語の応用で,楽章・楽節・楽段とも用い,そのまま洋楽のmovement,phrase,periodの訳語にも用いる。ただし楽段という訳語の用い方は場合によって一定していない。【平野 健次】(2)能でも,脚本構成の単位として,〈シテ登場ノ段〉などと,区切られた部分の呼称として用いられることもあるが,古くは,《海人(あま)》の〈玉ノ段〉のように,クセやキリなどの類型に入らない特殊な構造と性格をもつ部分を,とくに取り出していう場合に用いた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

だん【段】

[1] ( 名 )
地面・床面などで、平面の高さが連続していないこと。また、高さの違う平面が順に並んでいる所。また、その一つ一つ。 「居間と食堂の境は-をつける」 「ひな-」 「一番上の-に内裏だいり様を並べる」 「 -をつけて髪をカットする」
上下に、層をなして重なっているものの一つ一つ。 「寝台車の上の-」 「名簿の一番下の-」
技量・品質などによる格付け。また、その格。 「 -が違う」 「上の-に進む」 「浄瑠璃も口跡もきこえぬ、役者も-が知れぬ/黄表紙・見徳一炊夢」
全体を何らかの基準で小分けにした一つ一つ。
長い文の中の、まとまった内容をもった切れ目。段落。
歌舞伎・浄瑠璃などで、独立させて演じられる一部分。 「菅原伝授手習鑑寺子屋の-」
五十音図で、横の並び。 「イ -」 → ぎよう
掛け算の九九で、同一の被乗数をもつもの。 「三の-」
文字組版で、版面を二つ以上に区分したときの一区分。 「縦四-」
変化・進行している物事の過程の一つ一つ。場面。局面。 「いざという-になると尻込みする」 「暑いの寒いのといってる-ではない」
多く手紙・文書などで、上の語をうけて、その表す内容を統合し、体言化する。こと。 「失礼の-お許し下さい」 「この-お伺い致したく」 「御健勝の-御慶申上候」
たん(反・段) 」に同じ。
( 接尾 )
助数詞。階段状または層をなして重なっているものを数えるのに用いる。 「五-下りる」 「三-重」 「一〇-編む」
囲碁・将棋・柔道・剣道などで、技量を表す程度・段階を表すのに用いる。数が多いほど上位になる。 「柔道三-」
文章や話の区切りの数を数えるのに用いる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のの言及

【義太夫節】より

…そして18世紀半ばに《菅原伝授手習鑑》《義経千本桜》《仮名手本忠臣蔵》の三大名作が初演された。このころが人形浄瑠璃の勢いがもっともさかんで,生彩をはなった時期で,〈操り段々流行して歌舞伎は無きが如し〉(《浄瑠璃譜》)とまでいわれるほどの繁栄をみた。また18世紀初めからは,歌舞伎の音楽としても用いられるようになった(丸本物)。…

※「段」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

段の関連キーワード富岡のぼる島棚煙雲上り船打重なる思ひ上る差上る縦射攻上る立上る

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

段の関連情報