春日清鶴(読み)カスガ セイカク

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「春日清鶴」の解説

春日 清鶴
カスガ セイカク


職業
浪曲

本名
笠原 寿作

生年月日
明治27年 11月20日

出生地
東京・木挽町

経歴
幼少から浪曲が好きで、16歳の時春日亭清吉の門に入り、19歳で浅草新恵比寿亭でデビュー。寄席打ちの名人といわれ、啖呵のうまさは無類だったといわれる。十八番は「野狐三次」「ねずみ小僧」「小夜衣草紙」「は組小町」「祐天吉松」「大阪屋花鳥」「三ケ月次郎吉」「八百屋小町」「暗闇の丑松」などで、市井の物語を演じ、職人衆に喜ばれた。2代勝太郎、2代菊春、初代梅鶯らは、啖呵を習いに通ったという。

没年月日
昭和45年 7月29日 (1970年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「春日清鶴」の解説

春日 清鶴
カスガ セイカク

明治〜昭和期の浪曲師



生年
明治27(1894)年11月20日

没年
昭和45(1970)年7月29日

出生地
東京・木挽町

本名
笠原 寿作

経歴
幼少から浪曲が好きで、16歳の時春日亭清吉の門に入り、19歳で浅草新恵比寿亭でデビュー。寄席打ちの名人といわれ、啖呵のうまさは無類だったといわれる。十八番は「野狐三次」「ねずみ小僧」「小夜衣草紙」「は組小町」「祐天吉松」「大阪屋花鳥」「三ケ月次郎吉」「八百屋小町」「暗闇の丑松」などで、市井の物語を演じ、職人衆に喜ばれた。2代勝太郎、2代菊春、初代梅鶯らは、啖呵を習いに通ったという。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春日清鶴」の解説

春日清鶴 かすが-せいかく

1894-1970 明治-昭和時代の浪曲師。
明治27年3月16日生まれ。42年春日亭清吉の門にはいり,19歳のとき真打となる。浪曲の語りや対話部分である啖呵(たんか)にたくみで,「野狐三次」「ねずみ小僧」などを得意とした。昭和45年7月29日死去。76歳。東京出身。本名は笠原寿作。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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