デジタル大辞泉
「真打」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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真打 (しんうち)
落語,講談などの一座の主任,またはその格式ある者をさす。この語は,天保(1830-44)ごろから使用されるようになった。現在は,前座,二つ目,真打と昇進するが,大正時代までは,二つ目の古参で真打目前の者を三つ目,準真打と称した。真打は,落語家などにとっての最高位にあたるが,昭和50年代に入り,東京落語界では,大量の真打を昇進させる現象がつづき,それが落語界内部でも問題となった。また東京漫才界でも真打制度をつくるなど,〈真打〉の持つ意味は少しずつ変わりつつある。
執筆者:興津 要
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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真打
しんうち
落語、講談などの興行の主任のこと。その資格をもつ位(くらい)をも含めて真打という。天保(てんぽう)年間(1830~44)から使われており、前座、二つ目を経て真打に昇進し、「師匠」とよばれるようになる。大正時代まで三つ目という呼称もあった。前座から真打になるまで10年から20年の歳月を要する。真打のなかでも大幹部のことを「大真打(おおしんうち)」「大看板(おおかんばん)」「一枚看板」などともいう。
[関山和夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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真打
落語家の階級の最上級者。前座、二つ目、真打の順だが、大阪にはこの制度はない。真打はトリ(番組の最後の演者)を取ることができる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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