春日部桐箪笥(読み)かすかべきりだんす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「春日部桐箪笥」の解説

春日部桐箪笥[木工]
かすかべきりだんす

関東地方、埼玉県の地域ブランド。
春日部市越谷市・南埼玉郡白岡町で製作されている。江戸時代初期、日光東照宮造営に携わった職人春日部に住みつき、周辺で採れる桐を材料とした指物小物をつくり始めたのが始まりだと伝えられている。防湿効果が高く、湿気を極度に嫌う衣服の保護収納に最適。燃えにくい性質を持ち、箪笥なかに火が入りにくい。非常に軽いため、ひき出しの出し入れや持ち運びが楽におこなえる。桐箪笥は高級調度品として古くから親しまれている。1979(昭和54)年8月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「春日部桐箪笥」の解説

春日部桐箪笥

埼玉県春日部市などを中心に生産される桐製の箪笥。江戸時代、日光東照宮造営のために集められた職人たちが春日部に住みつき、指物や長持ちなどを作り始めたことが起源と伝わる。国指定伝統的工芸品。

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