春長寺(読み)しゆんちようじ

日本歴史地名大系 「春長寺」の解説

春長寺
しゆんちようじ

[現在地名]下京区貞安前之町

寺町てらまち通の東側に位置する。松林山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。当寺古文書(坊目誌)に、「京極三条角、春長寺敷地指図之事、任御下知之旨、不可有相違候、恐々謹言」とあり、当寺がもと三条京極きようごく(現京都市中京区)にあったことがわかる。この三条京極の地は村井貞勝屋敷であり、天正二年(一五七四)に邸内に創立したものを、同一〇年の本能寺の変で貞勝が戦死したため、その菩提を弔うために同一一年現在地に堂宇を移建し春長寺と号した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む