昼行性動物(読み)ちゅうこうせいどうぶつ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

主として昼間に摂食や生殖などの行動を行い、夜間は休息する動物。夜行性動物に対する語。自然状態で生活してきた昼行性動物を常明状態に置くと、動物の活動時間は短くなり日周的リズムは失われる。常暗状態では逆に活動時間は長くなり日周的リズムは遅れる。多くのものでは、夜明け、つまり明の開始を内因性リズムと環境との同調因子としている。

 昼行性動物は、立体視、色彩感覚に優れ、高等動物では体色などの色彩が豊かになり、それらの色が特定の社会的行動を解発する。トゲウオの雄は、赤い腹部(性成熟した雄)に対して攻撃行動を示し、銀色の膨れた腹部(卵をもつ雌)に対しては求愛ダンスを行う。

[遊磨正秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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