精選版 日本国語大辞典 「時の鐘」の意味・読み・例文・類語 とき【時】 の 鐘(かね) ① 時刻を知らせるために打つ鐘。また、その鐘の音。ときがね。[初出の実例]「椀久親しき人時の鐘つく町に住みなしてありしに」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)上)② 歌舞伎囃子の一つ。入相(いりあい)の鐘、遠寺の鐘などを表わすのに用いたり、舞台の場のさびしさやすごさを盛りあげる効果に用いたりする鐘の音。楽器には銅鑼(どら)、または本釣鐘を用いる。[初出の実例]「時(トキ)の鐘(カネ)も銅羅をたたいた物が本鐘になる」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例