本釣鐘(読み)ホンツリガネ

精選版 日本国語大辞典 「本釣鐘」の意味・読み・例文・類語

ほん‐つりがね【本釣鐘】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の下座音楽の一つ。小型の釣鐘を撞木(しゅもく)で打つ鳴物。または、その楽器。時を知らせる鳴物だが、凄みのある夕暮夜更けの感じを表わし、あるいは場面の気分を引きしめる。古くは時の鐘に銅鑼(どら)を使ったが、文化・文政(一八〇四‐三〇)期よりこれも用い始めた。本釣。
    1. [初出の実例]「道具廻る。其中本釣鐘にて暮六を静に打」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)四)

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世界大百科事典(旧版)内の本釣鐘の言及

【歌舞伎】より

…名称は,能囃子の〈音取〉にもとづく。 本釣鐘(ほんつりがね)本物の釣鐘(小型)を撞木で打ち,写実的な効果音,あるいは凄みのある場面や見得をするときなどの効果音として用いる囃子。またその楽器をいう。…

※「本釣鐘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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