時任町(読み)ときとうちよう

日本歴史地名大系 「時任町」の解説

時任町
ときとうちよう

[現在地名]函館市時任町など

昭和六年(一九三一)九月に設定された町で、ほん町・杉並すぎなみ町の南に位置する。それまで町域は函館区大字亀田村かめだむらの字であった湯川通ゆのかわどおりのうちで、この時湯川通は当町を含む数町に分割された(函館市字地番改正調書)町名は時任為基に由来する。為基は明治一〇年(一八七七)から大書記官として開拓使函館支庁の主任官を勤め、同一五年からは函館県令、同一九年の北海道庁成立後は函館支庁の支庁長となり、当地で牧畜業を始めていた。同三九年にもと町から函館中学校(現函館中部高校)が移転し、その後町並が形成されていく。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android