時松村(読み)ときまつむら

日本歴史地名大系 「時松村」の解説

時松村
ときまつむら

[現在地名]挟間町時松

池上いけのうえ村の北西に位置し、西は大分川の支流小挟間おばさま川を挟んで瀬口せぐち(現庄内町)など。永正一七年(一五二〇)書写の元弘二年(一三三二)八月一日付阿南庄松武名取帳案(大徳寺黄梅院文書)に「一所時松分」六貫六〇〇文がみえる。天文二年(一五三三)一二月吉日の阿南庄松武名土貢諸済物納帳(同文書)に「一所田地八段 時松」、年月日未詳の阿南庄松武名納綿・買綿・買苧帳(同文書)に「綿弐た 時松」などとみえる。江戸時代を通じて府内藩領で、中郷内成組に属した(府内藩記録)正保郷帳に村名がみえ田高五八石余・畑高五八石余、阿南あなん庄に所属。柴山ありと注記される。元禄一〇年(一六九七)の府内領郷帳(府内藩記録)によれば高一五七石余、うち四〇石余が新田

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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