日本歴史地名大系 「晒山古墳群」の解説 晒山古墳群さらしやまこふんぐん 和歌山県:和歌山市河北地区善明寺村晒山古墳群[現在地名]和歌山市善明寺・大谷和泉山脈より南に派生した背見(せみ)山山塊にある。背見山山塊は平野部にかなり突出し、半ば独立丘陵状をなし、頂上部で標高約九一メートル。当古墳群は大谷(おおたに)古墳を含め計一一基からなり、大谷古墳・二号墳を除いて、他は円墳と考えられるが、一号墳は帆立貝式、四号墳は前方後円墳の可能性を残すとされている。五世紀前半から六世紀後半に築造された古墳群で、なかに首長墓と目される五基があり、一号墳・五号墳・大谷古墳・二号墳・四号墳の順に築造されたと考えられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by