晩発性障害(読み)バンパツセイショウガイ

デジタル大辞泉 「晩発性障害」の意味・読み・例文・類語

ばんぱつせい‐しょうがい〔‐シヤウガイ〕【晩発性障害】

放射線障害うち放射線に被曝後、長い潜伏期間を経て症状が現れる障害がん白血病白内障悪性貧血老化・寿命短縮などがある。晩発性放射線障害。→急性放射線障害

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の晩発性障害の言及

【原子爆弾症】より

… このほか,目立った症状は,被曝後2~3週から出現した脱毛であり,また,爆心地から2.0km以内で被爆し,熱傷,外傷を受けた人々の瘢痕(はんこん)は,いったん治癒しても,約1~4ヵ月からケロイド症状を示すことが多かった。 このような急性障害による症状が,ほぼ消失した1年後以降から,放射線被曝に基づく晩発性障害が,しだいに明らかとなってきた。 今日では,原爆症はこの晩発性障害を主として指すことが多い。…

※「晩発性障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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