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急性放射線障害 キュウセイホウシャセンショウガイ

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デジタル大辞泉の解説

きゅうせい‐ほうしゃせんしょうがい〔キフセイハウシヤセンシヤウガイ〕【急性放射線障害】

放射線障害のうち、放射線に被曝した後、数週間以内に症状が現れる障害。短期間に大量の放射線を浴びた場合に生じるもので、吐き気・倦怠感・下痢に始まり、皮膚障害・不妊・造血臓器機能不全などを起こす。急性障害早発性障害。→晩発性障害
[補説]100シーベルト以上の放射線を一度に全身に浴びると中枢神経の障害のため短期間で死亡、約4シーベルトでは造血組織の障害のため半数が30日以内に死亡、0.5~0.75シーベルトでは白血球の一時的な減少がみられ、0.25シーベルト以下であれば臨床症状はほとんど発生しないとされる。

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世界大百科事典内の急性放射線障害の言及

【原子爆弾症】より

… 原爆被爆による急性障害は,被爆後4ヵ月(1945年12月上旬)までにいちおう終焉したとみなされ,さらに,この間の死亡者の80~90%は最初の2週間以内で,即日死亡者は70~80%である。これらの全死亡者の直接死因は,約60%が熱傷によるもの,約20%が爆風による外傷,約20%が急性放射線障害によるものとみなされるが,とくに爆心地から1.0km以内にいた人々は,熱傷,外傷,放射線障害が組み合わさって,80%以上の人が急性障害によって死亡している。 原子爆弾被爆による障害が他の爆弾被爆と最も様相を異にするのは,放射線による障害が熱傷,外傷に組み合わさっている点にある。…

※「急性放射線障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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