日本歴史地名大系 「普甲山」の解説 普甲山ふこうさん 京都府:宮津市小田村普甲山宮津市の南部にある山。標高四八二メートル、比高二八〇メートル。普甲寺(ふこうじ)山ともよばれた。宮津谷の南をさえぎる普甲峠は東は杉(すぎ)山に続き、西は大江(おおえ)山に連なる。頂上の小字五輪(ごりん)ヶ尾(お)をはじめ付近は中世の戦場であった。文明元年(一四六九)、永正四年(一五〇七)にはここを砦とする丹後守護一色側と、若狭守護武田側がそれぞれに但馬山名・京都細川方諸将を味方につけて大規模な攻防を繰り返した(経覚私要鈔、多聞院日記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by