普及版 字通 「晶(漢字)」の読み・字形・画数・意味
晶
常用漢字 12画
[字訓] あきらか
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 象形
星の光。三星を以てその晶光を示す。昔の夜空の星は、明るかったのであろう。〔説文〕七上に「光なり。三日に從ふ」とするが、三日の光というものはありえない。星の卜文・金文は晶に従う形である。また參(参)の卜文・金文の字形も晶に従い、參とは珠玉を飾った(かんざし)を髪に刺している婦人の側身形で、珠光を示すために彡(さん)を加える。
[訓義]
1. あきらか、星のひかり。
2. 玉石のひかり。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕晶 アラハス・ヒカリ・アキラカ・ヒル 〔字鏡集〕晶 ヒル・サヤケシ・アキラム・アラハス・ヒカリ
[部首]
〔説文〕〔玉〕に星・參・晨・の四字を属し、〔説文〕の篆文は晶の形に従う。みな星の光あるいは玉の光をいう字である。
[語系]
星syeng、晶tziengは声義近く、晶とは星の光をいう。(晴)dziengも声義に関係のある字。の初文はに作り、生は星の省文。夕に星のみえる意であろう。
[熟語]
晶瑩▶・晶英▶・晶華▶・晶輝▶・晶▶・晶晃▶・晶光▶・晶晶▶・晶星▶・晶蟾▶・晶天▶・晶盤▶・晶明▶・晶耀▶・晶亮▶・晶輪▶・晶▶
[下接語]
玉晶・瓊晶・結晶・光晶・皎晶・晶・水晶・翠晶・石晶・鮮晶・日晶・陽晶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報