デジタル大辞泉 「晶氷」の意味・読み・例文・類語 しょう‐ひょう〔シヤウ‐〕【晶氷】 海水が結氷温度にまで下がったとき、海水中に生じる数ミリメートル程度の針状または板状の氷片。生成後、浮力によって海面に浮上し、綿状の塊になる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
海の事典 「晶氷」の解説 晶氷 真水と異なり、海水が最大密度になる温度はその結氷温度より低いため、海氷が生成するには海底または密度躍層までの表面混合層全体が結氷温度に下がるまで 凍らない。それ以上に冷やされると、混合層の上部の海水中に数mmの針状または板状の氷片を生じる。これを晶氷という。晶氷の密度は海水の密度より小さい ため、海面に浮上して集まって海綿状の氷を作る。さらに冷却が進むと海綿氷は氷殻・板状軟氷・蓮葉氷に成長していく。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報