…明和年間(1764‐72)江戸山手の内山賀邸の門人たちが狂歌会を試みたのが始まりで,やがて急速に市中に広まり,天明から寛政(1781‐1801)にかけて狂歌の黄金時代を現出し,世にこれを天明狂歌と称する。唐衣橘洲(からごろもきつしゆう),四方赤良(よものあから),朱楽菅江(あけらかんこう),元木網(もとのもくあみ),平秩東作(へずつとうさく),智恵内子(ちえのないし)らはその錚々たる者で,豊かな趣味教養と軽妙洒脱な機知とを併せもつ人々である。これに次ぐ江戸狂歌の第二世代として宿屋飯盛,鹿都部真顔(しかつべのまがお),頭光(つぶりひかる),馬場金埒の狂歌四天王があり,なかでも天明調の純正狂歌を主張する飯盛と,優美高尚な狂歌を主張して〈俳諧歌〉と称した真顔は,文政(1818‐30)に至るまで長くライバルとして活躍した。…
…内山賀邸門下の天明狂歌の古老で,落栗連(おちぐりれん)を率いて活躍。妻は智恵内子(ちえのないし)。編著《浜のきさご》《新古今狂歌集》。…
※「智恵内子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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