智賀都神社
ちかづじんじや
[現在地名]宇都宮市徳次郎町
上徳次郎と中徳次郎の中間、国道一一九号東側にあり、近世までは智賀都大明神と称し、徳次郎六郷の鎮守であった。旧郷社。祭神は大己貴命・田心姫命・味
高彦根命。宝亀九年(七七八)日光山大明神を勧請して千勝森に祀ったと伝える(富屋村史)。文明九年(一四七七)一月一一日の年記をもつ日光山並当社縁起絵巻(愛媛県宇都宮神社蔵)に麻績森(千勝森)および智賀津明神社殿と鳥居ならびに贄木二本が描かれ、その位置は近世の智賀津明神の場所と相似している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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