暇隙(読み)いとまひま

精選版 日本国語大辞典 「暇隙」の意味・読み・例文・類語

いとま‐ひま【暇隙】

  1. 〘 名詞 〙いとま(暇)の隙(ひま)
    1. [初出の実例]「かへりごとに『御前申しこそ、御いとまひまなかるべかめれど、あいなけれ』と許(ばかり)ものしつ」(出典蜻蛉日記(974頃)下)

か‐げき【暇隙】

  1. 〘 名詞 〙 ひま。余暇。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「少の暇隙を偸み、房内に入て遠鏡を持し、又還て笛を弄す」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)
    2. [その他の文献]〔唐太宗‐金鏡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暇隙」の読み・字形・画数・意味

【暇隙】かげき

ひま。

字通「暇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android