暖まり(読み)あたたまり

精選版 日本国語大辞典 「暖まり」の意味・読み・例文・類語

あたたまり【暖・温】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「あたたまる(暖)」の連用形名詞化 )
  2. あたたまること。また、そのような気。ぬくもり。暖気
    1. [初出の実例]「熨斗に湯を入たり、火を入たりなんどして、其あたたまりを以て、針線の縫のあとを失わうとてするぞ」(出典:史記抄(1477)一四)
    2. 「そのよい返事のあたたまりのさめぬうちに」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)江戸)
  3. ある人がその死後に及ぼす影響
    1. [初出の実例]「義理深き剛の心有は、偏に信玄公の御威光強くまします御あたたまりにて」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品五二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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