暗所視(読み)アンショシ(その他表記)scotopic vision

関連語 桿状体視

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「暗所視」の意味・わかりやすい解説

暗所視
あんしょし
scotopic vision

夜間ないしは薄明時のような低輝度条件下や暗順応状態における視覚をさす。この条件下では,網膜の光受容細胞のうち,おもに周辺部に分布している桿体細胞が働くので,桿体視とも呼ばれる。明所視よりも白色光に対する感度が高く,また,暗所視で最も明るく感じられる色は,スペクトル上,510nm (1nmは 10-9m ) あたりに相当する波長の光である。 (→プルキニェ現象 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む