暮暮(読み)くれぐれ

精選版 日本国語大辞典 「暮暮」の意味・読み・例文・類語

くれ‐ぐれ【暮暮】

  1. 〘 名詞 〙 日が暮れようとする頃。暮れ方夕方
    1. [初出の実例]「萩の花くれぐれまでもありつるが月出で見るになきがはかなさ」(出典:金槐和歌集(1213)秋)
    2. 「其日の薄暮(クレグレ)母親は還(もど)って来たのである」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

とくれ‐こくれ【暮暮】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「と暮れ、かう暮れ」の変化した語 ) あれこれ月日が経つこと。副詞的に用いて、かれこれ日を送っているうちに。とにもかくにも。とくれかくれ。
    1. [初出の実例]「とくれこくれ来年の正月は親父殿の七年の法事もしたし」(出典:浄瑠璃・男作五雁金(1742)阿波座堀紺屋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暮暮」の読み・字形・画数・意味

【暮暮】ぼぼ

夕ぐれごと。

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