暮煙(読み)ボエン

デジタル大辞泉 「暮煙」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐えん【暮煙/暮×烟】

夕暮れに立つもや。夕もや。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暮煙」の意味・読み・例文・類語

ぼ‐えん【暮煙・暮烟】

  1. 〘 名詞 〙 夕暮れ時に立つ煙。夕煙
    1. [初出の実例]「一香同発薫朝吹、千笑共開映暮煙」(出典凌雲集(814)詠桃花〈平城天皇〉)
    2. 「常の山も、暮烟は、立つ者なるが」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)
    3. [その他の文献]〔劉禹錫‐和浙西李大夫霜夜対月詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暮煙」の読み・字形・画数・意味

【暮煙】ぼえん

夕もや。唐・王勃秋日、王長史に別る〕詩 野色霧(かんむ)籠(こ)め 山光を斂(をさ)む

字通「暮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android