書き竦む(読み)かきすくむ

精選版 日本国語大辞典 「書き竦む」の意味・読み・例文・類語

かき‐すく・む【書竦】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 のびやかでなく、おさえつけられたような書き方をする。一説に、文章を短く書き縮める意とする。
    1. [初出の実例]「真字(まんな)を走り書きて、さるまじきどち女文に、なかば過ぎてかきすくめたる」(出典源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android