女文(読み)オンナブミ

デジタル大辞泉 「女文」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ぶみ〔をんな‐〕【女文】

女性の書いた手紙
「さるまじき(=漢字ヲ書クベキデハナイ)どちの―に」〈帚木

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精選版 日本国語大辞典 「女文」の意味・読み・例文・類語

おんな‐ぶみをんな‥【女文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女の書いた手紙。おなごぶみ。⇔男文(おとこぶみ)
    1. [初出の実例]「真名(まむな)を走り書きて、さるまじきどちの女ふみに、なかば過ぎて書きすくめたる『あなうたて、この人のたをやかならましかば』と見えたり」(出典源氏物語(1001‐14頃)帚木)
  3. 仮名書き文章和文
    1. [初出の実例]「漢文を作る者は女ぶみを作り、詩を作る者は歌人となり」(出典:淡窓詩話(19C中)下)

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