書下す(読み)カキクダス

関連語 他動詞 見舞 実例

精選版 日本国語大辞典 「書下す」の意味・読み・例文・類語

かき‐くだ・す【書下】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 順を追って上から下へ書いてゆく。
    1. [初出の実例]「暑苦しい程細かな字で書き下(クダ)された」(出典道草(1915)〈夏目漱石〉五五)
  3. 筆にまかせて書く。
    1. [初出の実例]「見舞に来るのを見合せて呉れといふ意味を、簡単に書き下(クダ)した手紙は一分掛るか掛らないうちに出来上った」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一二二)
  4. 文書を作成する。文書を執筆する。
    1. [初出の実例]「職事書下躰。某年月日宣旨、如聞某事云々、蔵人頭左中弁姓名(奉)」(出典:新任弁官抄(1158‐59頃))
  5. 漢文を書き下し文にする。漢文を訓読してかなまじりの文に書き直す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む