書合(読み)かきあわせ

精選版 日本国語大辞典 「書合」の意味・読み・例文・類語

かき‐あわせ‥あはせ【書合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 互いに文字を書き合うこと。
    1. [初出の実例]「久しい馴染で床のこんたんにも何かがわかって書合(カキアハセ)をしようといふものだから」(出典洒落本和唐珍解(1785))
  3. 文字を書かせて、他に書いてある文字と照合し、同一人の筆跡かどうかを調べること。
    1. [初出の実例]「証書の一札熟覧いたし、書合(カキアハ)せの儀を申し附けん」(出典:歌舞伎早苗鳥伊達聞書実録先代萩)(1876)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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