書置(読み)かきおき

精選版 日本国語大辞典「書置」の解説

かき‐おき【書置】

〘名〙
① 知らせる相手がいないため、用件を書き残しておくこと。また、その文書。置き手紙。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)三「書置と守袋を大橋前へ放り」
死後のために書き残すこと。また、その文書。遺書
※虎明本狂言・文山立(室町末‐近世初)「いざ、かきおきをして死ぬまいか」

かき‐お・く【書置】

〘他カ五(四)〙 書いて後に残す。
※竹取(9C末‐10C初)「文をかきをきて罷らん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の書置の言及

【遺言】より

…しかし,こうした遺言も,中世後期から江戸時代にかけて,財産の嫡子単独相続制が一般的になるにともない,しだいにその意義を失うことになる。【鈴木 国弘】 江戸時代には遺言状のことを書置(かきおき),譲状などと称した。藩によっては百姓の農地相続に関し,遺言相続を認めないところもあったが,一般的には,百姓・町人の相続は遺言による相続が原則であった。…

※「書置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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