書誌分類法(読み)しょしぶんるいほう(その他表記)Bibliographic Classification(BC)

図書館情報学用語辞典 第5版 「書誌分類法」の解説

書誌分類法

ブリス(Henry Evelyn Bliss 1870-1955)が考案した一般分類表.1910年に概要が,ついで1940-1953年に初版が刊行された後,1977年以降第2版が分冊刊行中である.全体の構成は,ブリスが学問,教育界において合意が存在するとみなした知識の体系に基づき,主類の順序は,特殊な主題の一般的な主題への従属とその漸進性,および密接な関連がある主題相互の並置原理に従っている.第2版(略称BC2)では,ファセット分析を取り入れた全面的な改訂が行われ,最新の分析合成型一般分類表となった.主題を多面的に扱った著作を分類するために事象クラスが設けられたこと,雑誌論文にも適用可能なほどの特定性を備えていること,詳細な補助表を持つこと,遡及的記号法を用いた簡潔な記号法を採用していることなどが主たる特徴である.維持管理はブリス分類法協会(BCA: Bliss Classification Association)が行う.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android