曾我野村(読み)そがのむら

日本歴史地名大系 「曾我野村」の解説

曾我野村
そがのむら

[現在地名]中央区蘇我町そがちよう今井いまい三丁目・南町みなみちよう三丁目・鵜の森町うのもりちよう若草わかくさ一丁目

泉水せんずい村の南にあり、西は江戸湾に面し、浜沿いに房総往還が通る。中世には曾加野などとみえ、江戸時代には曾我野浦が設けられていた。幕末には曾我野藩陣屋が置かれ、また古社蘇我比そがひめ神社(春日明神)が鎮座する。同社領は天正一九年(一五九一)一一月以来で、寛文五年(一六六五)の朱印状(寛文朱印留)には千葉郡曾我野郷内一〇石とある。慶長一四年(一六〇九)旗本矢部氏、元和元年(一六一五)同金田氏の知行所になったとされるが、寛永二年(一六二五)知行宛行状では千葉郡曾我野村之内四四〇石が矢部領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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