日本歴史地名大系 「泉水村」の解説
泉水村
せんずいむら
今井村の南にあり、西方は江戸湾に面する。応永一七年(一四一〇)の香取造営料足納帳(静嘉堂文庫)に泉水五郎右衛門跡分として泉水とあり、田一町一反・分銭二七四文とみえる。千葉氏の勢力下の当地に地名を名乗る泉水氏がいたことが知られ、同じく泉水三兵衛入道分の田二反(分銭二〇〇文)、泉水太郎二郎入道分の田一丁七反半(うち二反は御料所)が造営料の対象となっていた。また泉水兵庫入道は「いつみ」(現緑区)に田一丁を所持していた。集落は房総往還沿いに営まれるが、もとは
泉水村
せんずいむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報