替間(読み)カエアイ

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世界大百科事典(旧版)内の替間の言及

【アイ(間)】より

…能の曲目によりアイの出ないものもあり,また,〈教エ間〉と〈語リ間〉というように一番の能に2種以上のアイが出るものもある。なお〈替(かえ)間〉といって,能に小書がつくなどして,ふだんとはちがう演出のアイを上演する場合がある。そのなかには《賀茂》のアイ《御田(おんだ)》,《嵐山》の《猿聟》,《輪蔵》の《鉢叩(はちたたき)》のように本狂言扱いするもの,《八島》の《那(奈)須》のように独立して語られるものもある。…

【小書】より

…能,狂言の用語で,普通の奏演法とは異なる特殊な奏演法をいう。能でも狂言でも,謡・囃子・所作のすべての面にわたって流派ごとに一応の規範が定められているが,ある部分については二つ以上の奏演法が認められていて,奏演者の裁量に任されていることがある。その場合,そのうちの一つを基本の奏演法とし,他を変形の奏演法(〈替エ(替)〉と総称する)と規定していることが多い。そうした替エの奏演法のうち,伝授を受けなければ奏演を許されない事項(これを〈習イ〉と総称する)が小書の主体となる。…

※「替間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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