最大許容線量(読み)サイダイキョヨウセンリョウ(その他表記)maximum permissible dose; MPD

デジタル大辞泉 「最大許容線量」の意味・読み・例文・類語

さいだい‐きょようせんりょう〔‐キヨヨウセンリヤウ〕【最大許容線量】

放射線被曝ひばくで、現在の医学知識に照らして人体に害を及ぼさないと推定される最大限の量。現在は、線量当量限度で示す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「最大許容線量」の意味・わかりやすい解説

最大許容線量
さいだいきょようせんりょう
maximum permissible dose; MPD

得られる利益に比して被害が無視できる程度に低い放射線の被曝水準のことで,「現在の知識では,生涯のいずれの時期においても感知される程度の身体的障害あるいは遺伝的障害を起さないと思われる電離放射線の最大の線量」と定義される。その値は国際放射線防護委員会勧告に示されている。年間の線量当量限度は,職業上の全身均等被曝の場合 50mSv (ミリシーベルト。全体で5レムに相当) で,一般公衆では 5mSvである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む