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線量当量 せんりょうとうりょうdose equivalent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

線量当量
せんりょうとうりょう
dose equivalent

被曝した放射線が人体に及ぼす生物学的効果を表す量。単位にはレム remあるいはシーベルト Svが使われる。1Sv=100remである。線量当量は,吸収線量に放射線の種類やエネルギーによって決まる放射線荷重係数と,その他の補正係数を乗じて求められる。放射線荷重係数の値は X線γ線β線に対して 1,中性子に対して 5~10,α線に対して 20である。なお集団が被曝した場合には,個人の線量当量に被曝した人数を乗じて総計をとった集団線量当量が使われる。

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デジタル大辞泉の解説

せんりょう‐とうりょう〔センリヤウタウリヤウ〕【線量当量】

放射線の生物学的効果を表す量。各種放射線の細胞に与える傷害を示す線質係数と吸収線量との積で表す。単位には、もとレム、現在はシーベルトを用いる。

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大辞林 第三版の解説

せんりょうとうりょう【線量当量】

放射線の生物学的効果を共通の尺度で表す量。同じ吸収線量でも放射線の種類により生物体への影響が異なるために、放射線ごとに定められた線質係数を吸収線量などに乗じて表す。放射線防護の分野で用いられる。 SI 単位はシーベルト(記号 Sv)。旧単位はレム(記号 rem)。

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世界大百科事典内の線量当量の言及

【放射線量】より

…放射線量とは放射線のエネルギー吸収に関係した量をいい,通常は放射線の吸収エネルギーを物質の質量で除した量,すなわち吸収線量をいう。広義には照射線量や線量当量を含む。
[吸収線量]
 放射線は電荷をもつ荷電放射線(運動エネルギーを有する電子や陽子など)と電荷をもたない非荷電放射線(X線やγ線など)に大別される。…

※「線量当量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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