最新 地学事典 「最小二乗コロケーション」の解説
さいしょうにじょうコロケーション
最小二乗コロケーション
least squares collocation
データ処理の方法である最小二乗法のより進んだ段階。観測値には,全体の傾向を表すパラメーター以外にシグナルという別の物理量も含まれていると考え,観測値についてその誤差を表す共分散行列を考えると同時に,シグナルについてもその共分散関数から求められる共分散行列を考え,最小二乗の原理を観測誤差とシグナルの両方について適用し,パラメーターとシグナルとを同時に推定する。パラメーターの推定・フィルターリング・シグナルの補間の三つの処理が同時にできることが特徴である。この方法は1970年代から人工衛星の軌道・外部重力場・観測点の座標の同時決定の問題を通じて急速に発展し,現在では広く各種のデータ処理に用いられている。参考文献:H.Moritz(1973) Least squares collocation, Deut. Geod. Komm., Reihe A, Nr.75
執筆者:藤井 陽一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

