月切り駕籠(読み)ツキギリカゴ

デジタル大辞泉 「月切り駕籠」の意味・読み・例文・類語

つきぎり‐かご【月切り×籠】

江戸時代駕籠を常用する資格のない小身の旗本諸家の臣などが、願い出により、5か月を期限として駕籠の使用を許されたこと。

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精選版 日本国語大辞典 「月切り駕籠」の意味・読み・例文・類語

つきぎり‐かご【月切駕籠】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代に駕籠を常用する資格のない旗本や、大名家臣などが、年齢および特殊事情により願い出て、五か月に限って駕籠を常用することを特別に許されること。
    1. [初出の実例]「陪臣乗物駕籠御免之訳之事〈略〉一家老之外者は、五十以上駕籠御免相成る、五十以下にては月切駕籠御免相成る」(出典:徳川禁令考‐前集・第四・巻三九・貞享三年(1686)七月)

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