月心寺(読み)げつしんじ

日本歴史地名大系 「月心寺」の解説

月心寺
げつしんじ

[現在地名]名東区猪高町猪子石

松岳山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。寺伝に建久年中(一一九〇―九九)から小幡おばた(現守山区)寿昌じゆしよう院の末寺として延命寺と称したと伝えるが、創建は明らかでない。昭和一三年(一九三八)香流かなれ川改修工事に際して、現在地の東、字如来道によらいとから墓石人骨が多数掘出された。ここを延命寺改め蔵福ぞうふく寺の跡という。寛文二年(一六六二)大永寺だいえいじ(現守山区)大永寺の末寺となり、もと天台宗であったものを曹洞宗に改宗した(猪高村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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