日本歴史地名大系 「月次村」の解説 月次村つきなみむら 栃木県:那須郡南那須町月次村[現在地名]南那須町月次中井上(なかいのうえ)村・熊田(くまだ)村の南にあり、村のほぼ中央を江(え)川が南流する。江戸時代を通じて烏山藩領。寛永一三年(一六三六)の堀親良遺領村目録(神奈川県堀直敬文書)に村名がみえ、高五八〇石余。慶安郷帳では田高四一六石余・畑高一六四石余。天和三年(一六八三)東接する滝田(たきた)村(現烏山町)地内の秣場をめぐって神長(かなが)村(現同上)などとともに滝田村と争論となり、新たに野銭を払って入会うこととなった(「野山借野証文」養山寺文書)。天保一三年(一八四二)には家数三四・人数一六八、嘉永五年(一八五二)には家数四五・人数二二二(「諸留記」佐藤充文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by