有主風(読み)ウシュフウ

デジタル大辞泉 「有主風」の意味・読み・例文・類語

うしゅ‐ふう【有主風】

世阿弥能楽論で、能の芸を自分のものとして体得しきった境地。また、その現れた形。⇔無主風

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精選版 日本国語大辞典 「有主風」の意味・読み・例文・類語

うしゅ‐ふう【有主風】

  1. 〘 名詞 〙 能楽で、その芸をわがものとして体得しきった境地。また、その現われ。⇔無主風
    1. [初出の実例]「下地の芸力(げいりき)によて習ひ稽古しつる分力(ぶんりき)を、はやく得て、其物になる所、則ち有主風(ウシュフウ)の士手なるべし」(出典至花道(1420)無主風の事)

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