分力(読み)ブンリョク

デジタル大辞泉 「分力」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐りょく【分力】

一つの力が、二つ以上の力を合したものと見なされるときの、それぞれの力。⇔合力ごうりょく

ぶん‐りき【分力】

自分に相応じた力量
「習ひ稽古しつる―を」〈至花道

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分力」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐りき【分力】

  1. 〘 名詞 〙 自分に相応した力量。
    1. [初出の実例]「その理をちちと取りて、了簡をもて、我分力に引き合はせて、工夫を致すべし」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)五)

ぶん‐りょく【分力】

  1. 〘 名詞 〙 一つの力が、二つ以上の力を合成してできたものとみなされるとき、その構成要素である各々の力をいう語。〔工学字彙(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「分力」の意味・わかりやすい解説

分力【ぶんりょく】

一つの力を,それと全く効果の等しい二つ以上の力におきかえた(力の分解)とき,この二つ以上の力のそれぞれを分力という。二つの力に分解するときは,分力はもとの力を対角線とする平行四辺形の2辺で表される(力の平行四辺形の法則)。→合力
→関連項目力(物理)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分力」の意味・わかりやすい解説

分力
ぶんりょく

力の分解」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android