有玉神社(読み)ありたまじんじや

日本歴史地名大系 「有玉神社」の解説

有玉神社
ありたまじんじや

[現在地名]浜松市有玉南町

旧郷社。祭神は天照意保比留売貴命など二二神。近世には八幡社と称した。古くは有玉社と称していたといい、社殿坂上田村麻呂の異類婚姻譚に登場する大蛇が残した潮干珠が沈み陸化した所と伝えられていた。明治四〇年(一九〇七)に近在の神社を合祀して有玉神社となった。なお当社を「延喜式」神名帳に載る長上郡朝日波多加アサヒハタカノ神社」にあてる説もある(「浜名郡誌」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android