有界・有海(読み)うかい

精選版 日本国語大辞典 「有界・有海」の意味・読み・例文・類語

う‐かい【有界・有海】

〘名〙 (「うがい」とも) 仏語生死流転を免れない三界、すなわち、欲界色界無色界。これを海にたとえて「有海」ともいい、また「際限あり」の意から「有涯(うがい)」ともなった。
※葉子十行本平家(13C前)灌頂「有界(うがい)は秋の月、雲に伴って隠れ易し」 〔大宝積経‐七〇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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