有見(読み)うけん

精選版 日本国語大辞典 「有見」の意味・読み・例文・類語

う‐けん【有見】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。すべて存在するものには実体(我)があって、その実体は常住不変であると執着する考え。⇔無見。→常見(じょうけん)
    1. [初出の実例]「智度論云、愛多者着有故起有見。見多者着無故起無見」(出典法華義疏(7C前)四)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有見」の意味・わかりやすい解説

有見
うけん

仏教用語。すべての存在に固定的実体の存することを認め,それを永久自分のものとして所有できると考える見解

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