有賀文八郎(読み)アリガ ブンパチロウ

20世紀日本人名事典 「有賀文八郎」の解説

有賀 文八郎
アリガ ブンパチロウ

明治〜昭和期の実業家,宗教家



生年
慶応4年3月5日(1868年)

没年
昭和21(1946)年8月19日

出生地
陸奥国白河(福島県)

別名
イスラムネーム=アフマッド(阿馬土)

経歴
10代の若さで小学校校長を務めたのち横浜で英語を学ぶ。次いで貿易会社に入社して南洋貿易に従事し、インド・ボンベイ赴任中にイスラム教入信。日本におけるイスラム教徒先駆者となる。帰国後は会社を経営する傍ら、モスク建立資金のために私財を投じるなど、イスラム教の日本定着に尽力。還暦後は実業界を引退してイスラム教の布教に専念した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「有賀文八郎」の解説

有賀文八郎 ありが-ぶんぱちろう

1868-1946 明治-昭和時代前期の実業家,宗教家。
慶応4年3月5日生まれ。小学校校長をへて南洋貿易に従事。インドのボンベイ駐在中にイスラム教に入信。会社経営のかたわら,私財を投じてイスラム教の日本定着につくした。昭和21年8月19日死去。79歳。陸奥(むつ)白河郡(福島県)出身。イスラム-ネームはアフマッド(阿馬土)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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