日本歴史地名大系 「有馬山温泉記」の解説 有馬山温泉記ありまやまおんせんき 一冊別称 「有馬湯山記」「有馬湯山道記」など 貝原益軒著成立 宝永八年版本 兵庫県立図書館ほか解説 有馬温泉の地誌と入湯の心得、京都から有馬に至る道中と有馬から大坂に出る道中について記した案内書。湯山で詩歌を述作した人名も載る。京都の柳枝軒から宝永八年に刊行され、次いで正徳六年にも刊行されたが、正徳六年版では益軒の著書のほか備前の河合章尭が著した「有馬山温泉記追加」を後半に加え、両書を合綴して一冊とする形で刊行している。温泉記追加には西摂や播磨から陸路で有馬温泉に至る道筋が紹介されているのが注目される。活字本 明治四四年刊「益軒全集」七所収 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by