有馬温泉(読み)ありまおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ)「有馬温泉」の解説

有馬温泉
ありまおんせん

兵庫県神戸北区にある温泉泉質は単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、放射能泉。古くからの温泉地として知られ、『日本書紀』には舒明(じょめい)天皇来訪の記載がある。僧行基(ぎょうき)はここに温泉寺を開いたという。また僧仁西(にんさい)が温泉を復興し、12の僧を建立。今日でも温泉に「中の坊」「御所の坊」などの名が付されている。豊臣(とよとみ)秀吉はたびたび湯治に訪れており、荒れていた温泉復興に力を尽くした。大阪、神戸に近く、閑静な保養地として知られ旅館街の近代化が進んでいる。温泉神社では正月に行基と仁西の木像に湯を注ぐ入初式があり秀吉をしのぶ茶会も催される。

[藤岡ひろ子]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「有馬温泉」の解説

有馬温泉
ありまおんせん

兵庫県神戸市区にある温泉。六甲山地北斜面,標高約 363mに位置。古くから知られ,『日本書紀』によれば飛鳥時代に舒明天皇の行幸以来,幾度かの法皇入湯の歴史がある。建久2 (1191) 年,仁西上人が和歌山県の熊野権現神託により温泉を修築,行基の寺を再興し,12の宿坊を開いて以来,有馬の旅館名には「坊」のつくものが多い。豊臣秀吉もたびたび入湯したといわれる。単純炭酸泉,放射能泉で泉温は 97℃。貧血症特効がある。名所旧跡も多く,と桜,紅葉名所でもある。

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デジタル大辞泉「有馬温泉」の解説

ありま‐おんせん〔‐ヲンセン〕【有馬温泉】

神戸市北区の有馬にある温泉。畿内最古の温泉で、日本書紀にも記載がある。泉質は二酸化炭素泉塩化物泉含鉄泉放射能泉など。

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事典・日本の観光資源「有馬温泉」の解説

有馬温泉

(兵庫県神戸市北区)
日本三薬湯指定の観光名所。

有馬温泉

(兵庫県神戸市北区)
日本三古湯」指定の観光名所。

有馬温泉

(兵庫県神戸市北区)
日本三名泉」指定の観光名所。

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