有験(読み)ウゲン

デジタル大辞泉 「有験」の意味・読み・例文・類語

う‐げん【有験】

祈祷きとう・祈願してその効き目があること。また、その祈祷を行う僧など。
「さる―の隠者住居すまい致いて居ると聞いた」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有験」の意味・読み・例文・類語

う‐げん【有験】

  1. 〘 名詞 〙 祈祷(きとう)などで、種々のききめが現われること。また、その僧。
    1. [初出の実例]「それよりぞ有験の名はたかく」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一二)
    2. 「有験の高僧貴僧に仰せて、大法秘法(だいぼふひほふ)を修し」(出典平家物語(13C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「有験」の読み・字形・画数・意味

【有験】ゆうけん

験応がある。

字通「有」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android