日本歴史地名大系 「服部川」の解説 服部川はつとりがわ 三重県:上野市服部川標高七〇〇―八〇〇メートルの布引(ぬのびき)山地に発し、阿山郡大山田(おおやまだ)村上阿波の箕輪(かみあわのみのわ)谷・横尾(よこお)谷を流れて数川を集め、笠取(かさとり)山(八二八メートル)の水を集めた馬野(ばの)川(全長約五・三キロ)を広瀬(ひろせ)で合する。中村(なかむら)・出後(いずご)の間で北流、平田(ひらた)盆地を西へ流れ、上野市の中(なか)ノ瀬(せ)峡谷を経て上野盆地へ出、上野市街の北で柘植(つげ)川と合し、さらに下流で木津(きづ)川(長田川)に合する。全長約二六・三キロ。平田盆地の旧河道はかなり南と思われ、小上野(こうえの)では一二メートル以上の河岸段丘を形成し、真泥(みどろ)では二条の自然堤防が形づくられていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報