朝妝(読み)チョウショウ

デジタル大辞泉 「朝妝」の意味・読み・例文・類語

ちょうしょう〔テウシヤウ〕【朝妝】

黒田清輝絵画カンバス油彩。欧州留学中の明治26年(1893)、フランスのソシエテナショナル‐デ‐ボザールに出品日本人として初入選を果たした作品。鏡の前で身支度をする西洋人裸婦を描いたもの。太平洋戦争中に焼失した。

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関連語 項目

普及版 字通 「朝妝」の読み・字形・画数・意味

【朝妝】ちようしよう

朝の化粧

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世界大百科事典(旧版)内の朝妝の言及

【黒田清輝】より

…84年法律勉強のために渡仏したが,87年法律学習を放棄して絵画に専念,R.コランに師事し,アカデミー・コラロッシで学んだ。滞仏末期の90‐92年,パリ郊外のグレー村に滞在し,《読書》《婦人像(厨房)》などを制作,93年パリの春のサロンに《朝妝(ちようしよう)》(焼失)を発表し帰国した。96年,滞仏時代からの僚友久米桂一郎(1866‐1934)や周辺に参集した若い画家たちとともに白馬会を結成,同年東京美術学校西洋画科新設のときその指導を委嘱され,98年教授に就任した。…

※「朝妝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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