朝柏(読み)あさかしわ

精選版 日本国語大辞典 「朝柏」の意味・読み・例文・類語

あさ‐かしわ‥かしは【朝柏】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 柏の木の朝のさまについていう。朝方の柏の木。
    1. [初出の実例]「嵐吹く原の外山(とやま)のあさかしはぬるや時雨(しぐれ)の色に出でつつ〈藤原実氏〉」(出典:道助法親王家五十首(1218‐20頃)冬)
  2. [ 2 ] 朝露に柏の木の葉が潤う意で、「うるおう」と類音の地名「潤川(うるわがわ)」にかかる。一説に、朝がたの柏の木のうるわしいさまが続くことかともいう。
    1. [初出の実例]「朝柏(あさかしは)閏八(うるは)河辺小竹(しの)の芽のしのひて寝(ぬ)れば夢に見えけり」(出典:万葉集(8C後)一一・二七五四)

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